こんにちは。中小企業診断士のマスミです。
突然ですが、なんて自分はダメなんだろう、、と自己嫌悪に陥る時はありませんか?
あるよ~そりゃもういつもだよ
そうですね、りんのように、いつもだという人(犬)も、普段はそれほど気にならないけれど、たまにあるな~という人もいると思います。
仕事でミスをしたり、お客様から怒られたりすると落ち込んでしまうこともあると思いますが、できるだけいつでも自信を持って心穏やかに生きたいと思いますよね。
今日はそんな状態に近づくためのお話です。
- 自己肯定感を高める考え方がわかる
- 周りの人の言葉に左右されなくなる
- これらによってラクに生きられるようになる
メンタルを安定させる自己肯定感
特に人と関わることが多い仕事に就いている人は、人との関わりの中で様々なストレスを受けていると思います。
そんな中でも、できるだけ周りに振り回されず、穏やかに自分の仕事に集中できるようメンタルを安定させることは重要ですよね。
そして、メンタルを安定させるには、「自己肯定感」が大切だと私は思っています。
自己肯定感を高める
自己肯定感とは自分をありのまま受入れ、自分らしく生きればいいんだ、と肯定的に考えられることです。
書くのは簡単ですが、なかなか自信がもてなかったり、かといって何でも人のせいにして自分は悪くない、という考えとは違うのでなかなか難しいと思う人も多いのではないでしょうか。
以前の私もそうでした。
私は長らく自分のありのまま受け入れる、ということができませんでした。そのため自己肯定感も低かったと思います。
「こうでなければならない」という考えが強く、何かができない自分が許せませんでした。
営業をやっていると、たくさんの人に会い、たくさん話をする機会があります。
そんな中「マスミさんて〇〇だよね」と言われて、それが自分の意図する像と違うととても嫌でした。
この〇〇というのは、「言い方キツイ」「はっきり言いすぎ」「怖い」「強い」「愛想が悪い」「空気読まない」などです(笑)
営業になったばかりの頃は特に、アドバイスしようと思ってくれる人が多いので、こういった性格や気質に関する指摘もたくさんされました。
え?そう?私ってそうなの?そうじゃないんだけど・・・
私はそんはつもりはない、そんな風に思われたくない、だから直さなければと思うのですが、なかなか直せず、また同じようなことを人から言われて嫌になる。。の繰り返しです。
ありがたいことに褒めてもらうこともありますが、必ず言われるのが「**はすごいから、〇〇を直したらもっと生かせるのに・・もったいない」でした。長所を生かすために欠点を直せと言われます。
欠点のせいで長所が生かしきれていないのか、私は損をしているんだなと思いました。
そうやって、完璧じゃない自分を認めず、ダメなところにばかり意識を向けていました。
自己肯定感という言葉や、それがありのままを受け入れればいいんだ、ということは何かで知っていましたが、自分のことはだいたい分かるし、ありのままを受け入れる、ということがいまいちよく分かっていなかったんですね。
こうして、直したくても直せない部分は私の中でコンプレックスとして大きくなっていき、同じようなことを言われるたびにまたか、、と悩んでいました。
こんな状態が何年も続いていましたが、ある時そんな悩みを友人に話したら、その友人はこういいました。
「そんな〇〇なところも含めて私はマスミが好きだよ。」と。
「それは自分の一部として受け入れればいいんだよ。」と言ってくれました。
!!!!
その時、ずっと抱えていた大きなものを降ろすことができた気がしました。
私が直さなければと思っていた〇〇ということは、誰もが私に直せと言っているのだと思っていましたが、違いました。
そのままでも、完璧じゃなくても私を好きになってくれる人がいるとやっと分かったのです。
そして、私もそれでいい。そんな部分も含めて私だからそれでいいと思えました。
それに、自分でも嫌だなと思うところは改善しようと意識してきたので、もう十分やったよとも思いました。
それ以来、他人から何か言われても、そうかあなたはそう思うんだね。とただ受け止められるようになりました。
私が私をそれでいいと受け入れたのだから他人の声は気にならなくなりました。
そして、不思議なことに以前より〇〇だと言われなくなったんです。
または、「〇〇だけどそれは***だからだよね」と理解してくれる人が増えました。
自分で自分を認められないと、それが余計に周りにも表れてしまうのかもしれませんね。
自分を受け入れるとは、私ってこうだから仕方ないじゃん!!と開き直るということでもないんですね。
誰かに良く思われたいから、指摘されたからという基準ではなく、自分が変わりたいと思うことは努力するし、思わなければそのままでいい、ということです。
ということで、今は昔よりもずっと自己肯定感は高くなったなと思います。
人の評価や言葉に必要以上に反応せず、ただ受け止められるようになり、かなりラクに生きられるようになりました。
たまに落ち込むこともあります。それでもいいと思っています。
迷ったり悩んだりするのは誰もが当たり前のこと。そんなことを無いものにする必要はないと思うからです。
私のように、自分はこうならなければならない、ここを直さないと人から受入れられない、などという気持ちで不安になっている人がいるとしたら、そんなに頑張らなくても大丈夫だよ、そのままでも十分だよと言いたいです。
あなたが自分で嫌だな、認めたくないな、と思うところ、みんなそんなところはあります。だからあってもいいんです。
他人の評価はあくまでその人の主観で、全員の意見ではないですし、良くないと評価されてもだからと言って嫌われるわけでもありません。
むしろ好きだからあれこれ言う場合の方が多く、その人自体が他人の言動を受け入れられていない人であることが多いです。
だから完璧じゃない自分をまるごと認めてあげましょう。そして完璧じゃなくても自信を持って生きていいんですよ。
それは本当に欠点なのか
先ほど、欠点という言葉がでてきましたが、私はあまり人の性格で欠点、短所という考え方はしないようにしています。
欠点と見えるような要素は、ただの特徴だと考えています。それがあるから長所もあるんじゃないかと思うのです。そして、欠点とは誰かの主観にすぎません。
「もっと長所を生かすために欠点を直せ」という指摘は、もしかしたらその欠点を直したことで長所も失われる可能性もあると思うのです。
例えばものすごくのんびりで慎重な人がいたとして、もっとテキパキ動け、と直そうとしたら、ミスが増えてしまう、などはあると思います。
私の場合、説明が分かりやすいと言ってもらえることが多かったのですが、それは自分があいまいな理由や説明だと納得できないという特徴があるからです。それは時にはめんどくさい人と映る時もあります。
このように、ある特徴は、長所にも短所(欠点)にもつながっているんです。その時々で表れ方が違うだけで、根っこは同じな場合が多いと思います。
結局、周りは自分にとって都合の悪いことを欠点として指摘しているだけなんだと思います。
だから私は他人を見る時、この人ってこういうところ良くないなと思うことはありますが、それがあるからこんな良いところにもつながっているのかもしれないなと考えています。
もちろん、良くないところがあるからといって嫌いになることもありません。あまりにひどいことをする人でなければ(笑)
欠点ではなく、特徴、個性ということです。
ですから、そんなところも含めてその人と付き合っていけばいいよね、と思います。
そんな風に考えるようになったのは、自分の良くないところを受け入れられるようになったからです。
そうすると他人のことを受け入れる器が広がるように思います。
自分の良いところを発見するワーク
自己肯定感を高める上で、自分の良いところ、できることに目を向けることは大切なことだと思います。
そうはいっても、なかなか見つからないという人もいると思うので、ワークをご紹介したいと思います。
『「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本』の中で紹介されていた方法です。
あなたの周りの人で、この人のこういうところが良いところだなと思うことを書き出してみてください。
たくさん書けましたか?
それがあなたの良いところです。
え??これが??
そうです。
自分が全く持っていないところは、良いと感じることさえできません。気付けるということは、あなたがその要素を持っているからです。
自分の良いところというのは、自分ではほとんど気付かないと言われます。
ですからこうして他人に投影することで発見することができるそうです。
なんだか少し嬉しくなりますね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
仕事をする上で、対人関係の悩みは多々あると思いますが、できるだけストレスを感じず穏やかでいるためには、自己肯定感を高く持つことが重要です。
そんな自己肯定感を高める考え方についてお話しました。
もし今自分のことが受け入れられず、苦しくなっている人がいたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今より少しラクに生きられるようになると思います。