こんにちは。中小企業診断士のマスミです。
今回の記事はこちらの『できる営業ってどんな人?』の続編です。
「できる営業」という壮大なテーマだったので一度に書くと情報量が多すぎるので分けました。
できる営業とは「人を動かせる人」として、そのためにどうすればいいかが書かれているよ。
できる人とは営業に限らず人を動かすことが上手いです。気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
ということで、今日のテーマはタイトル通り、できる営業はあきらめが悪いということについてです。
え、買ってくれるまで帰りません!!とお客さんのところに居座ったりするってこと?
いやそれ最悪だね。そうじゃないよ。
- あいつデキるな~と言われたい営業の人
- イベントの集客が苦手な人
- 目標達成のために何をすれば良いかアイディアが浮かばない人
ではどういうことか、できる営業になるにはどうすれば良いのかみていきましょう!
できる営業は「やれること」が多い
できる営業は、「やれることはやった~」の「やれること」が多いです。
いろいろな手段、方法を知っているということです。
例えば、〇月〇日に新商品発表のイベントがあるとします。主催者としてはできるだけたくさんの人に来てもらいたいですね。
自分の担当するお客様もお誘いしようと思います。要望していた機能が追加された商品なので、きっと気に入ってもらえると思っています。
そこで、「〇月〇日空いてますか?こんなイベントがあるので来てください」とお客様にお伝えしたら、忙しいと断られました。
できない営業は、断られたから来てもらえないと思って諦めます。
同様に他のお客様をお誘いして2件断られました。
そして、どうせ他も同じだな、と思って動員を諦めます。
あきらめるの早くない?。。
そうだね。そもそもお客様にどんなメリットがあるのか、なぜお誘いしているのかも伝えていないしね。
そして、毎回同じ方法で、なぜ断られたのかも考えていません。
ではメリットを伝えても断られたら・・・
その次は上司と一緒に話しに行くのも一つの手段です。どれだけこのイベントが重要なのかも伝わります。
相手に上司がいて、上司の許可が下りないからという理由が見えた場合、先にその上司に伝えに行く、という方法もあります。
一人のお客様に対して何回も行くとしつこいと思われる場合もあるので、そこはほどほどに。
うまくいかなかったことは次のお客様に対して改善策を試してみるということでいいです。
このように、1つアクションをして結果がでなかったら、他の手段を考え、それがダメならこっち、といくつも対策を立てられるのが「できる営業」です。
自分で思いつかないことも人に聞けば出てくるね。それを全てやってから諦めよう。
また、協力者がたくさんいれば、様々な手段が考えられます。
手段を増やすために、自分に協力してくれる人を増やす必要があるんですね。
そうか、できる営業は「協力者を動かすことができる」につながったね。※「できる営業とは?」より
お客様との関係、行動の目的にもよりますが、以下の方法がとれないかチェックしてみてください。
こんなことができないか?
- お客様の立場でメリットになることを伝えたか
- お客様にとって魅力的な特典を用意できないか
- お客様がイメージしやすいものを見せたか(チラシや画像、動画など)
- 自分ひとりが伝えるより上司から伝える(同行する)方が伝わるのではないか
- 相手の上司にプレゼンした方が早くないか
- 一度で伝わりにくい内容なら何回か説明した方が良くないか
- メールだけではなく、電話したり訪問した方が良くないか
できる営業は失敗から学ぶ
できる営業とそうでない営業の一番の違いはここです。
先ほどのイベント動員の例でも分かる通り、うまくいかなかった時に何を考えるかに差があるのです。
できない営業は
たまたまお客さんの都合が合わなかったからでしょ。
などと、断られたことを相手の理由にします。=相手のせいと考えるということになります。
もちろん、それも一因かもしれません。
ですが、自分に原因はなかったのか、と考えるのができる営業です。
別の手段を使っていたら、もっと丁寧に伝えていたら、などと一つの出来事から改善点を考えて自分の糧にしているのです。
うまくいかなかったことを相手の都合だと考えていると一向に自分の成長にはつながりません。
経験こそが一番の成長です。
できる営業になるには、日々の経験から、うまくいったこと、いかなかったことの理由を考えるクセづけが大切です。
まとめ
では今日のまとめです。
できる営業とは
1.やれることはやった、の「やれること」が多い
2.失敗したら違う方法を考え、日々改善点を探っている
あきらめの悪い(できる)営業になるには
- うまくいかなかった時は他に手段がないか考える
- 自分で思いつかないことは人に聞いてみる
- 協力者を増やす
- うまくいかなかった原因を考えて改善、これを繰り返す
- うまくいったことも原因を考えて、他の場面で応用する
いかがでしたでしょうか。
できる営業になるには、自分の行動を客観的視して改善を繰り返し、それを自分の引き出しにして、たくさんの手段を持つことが大切です。
そしてあっちがダメなら、こっち、とあきらめの悪いできる営業になりましょう。