マスミどうもどうも、中小企業診断士のマスミです。
今回は、コーチングとは少し違うのですが、平本あきおさんのコーチングスクール「メンタルマネジメントスクール」の一環で、カウンセリングを受けた時の話をしたいと思います。
初めてカウンセリングを受けたのですが、そこで気付いたこと、それからさらに自分であれこれ考えているうちに、辿り着いたことがあり、大きく考え方が変わったような感覚になりました。
私は元々自分のことをよく考える方なので、なぜ自分が今こういう考え方なのかなど、自分に対する理解は比較的あると思っています。
それでも、気付かずにいた心の奥の方にあったことが分かり、とてもスッキリしました。そして、「分かっているけれどできなかったこと」ができるようになったのです。
ということで、「自分てなぜこうなんだろう…」と自分に対する理解を深めたい人や、「分かっているのにできない自分が嫌なんだよな…」などと思っている人にとって、その疑問の解消や、自分を理解して変わるために役立つかもしれないので、ぜひ最後まで読んでみてください!
- カウンセリングでできること
- カウンセリングの体験談
- 心に蓋をしているものの解消法
カウンセリングとは
まず、カウンセリングとは何か、ですがこちらの記事で簡単に解説しています。


私が受講していた、メンタルマネジメントスクール(以下MMS)のリーダーシップコースの中では、コーチングは0からプラス、カウンセリングはマイナスを0にすることだと教わり、すごく納得しました。
かなりざっくりですが、私のイメージはこんな感じです。


これは、マイナスにいる人、プラスにいる人という区別ではなく、自分1人の中で、この出来事やこの場面に対してはプラスにあって、これはマイナスが影響している、みたいなことです。
そのマイナスは、過去の体験からきているのですが、普段は蓋をしているので自分でも意識していないことがほとんどです。それに気づいて0に持って行くためにカウンセリングがあるんですね。
ですから、みんなマイナス面を持っているということです。ああこれはカウンセリング領域の課題だなと気付いて課題を解決し、0に持っていければプラスに近づけます。
では、どんなことがカウンセリング領域の問題なのかということですが、正直、よく分かりません笑
私はカウンセラーではないので、何が正しいか分かりませんが、ただ、私の感覚として、「やりたくてもなぜかできない」「相手の立場を理解したくない」「分かっていてもやめられない」など、頭では理解できるのだけれど、「心」がそれを拒んでいるような状態にある時なのかなと思っています。
私の場合は、なぜか父親と積極的に話ができない、という課題がありました。
嫌いということではないです。でも、話しかけて仲良くした方がいいのは分かっていても、自分からあまり話しかけられないんです。
私が18歳の時に母が再婚したため、血のつながっていない父ですが、個人で仕事をしていて、尊敬していますし、気も合うと思います。でもなぜか話そうとしない。
それが謎で、スクールの中で、カウンセリングを受ける体験をさせていただいたんです。
ということで、あまり上手な説明ではないですが、カウンセリングとは、蓋をしている過去の出来事が影響して行動に制限をかけてしまっているものを解消するための対話、ということです。
平本さんは、その蓋をした状態を「便秘」みたいなものだと言っていました笑
だからまずは便秘を解消しようと。
価値観の疑問
話は少し逸れますが、私は価値観として「自由でいたい」というものがとても強いです。時間やお金に対するものもそうですが、「人」に対してもです。
人の自由とは、私を自由でいさせてくれる人とだけ付き合いたい、ということです。
言いたいことが言えない、緊張感があってプレッシャーを感じる、考えを押し付けられる、というような感覚になる人が苦手で、自由に言いたいことを言って、好きに行動させてくれる人だと安心して付き合えるんですね。
だから、好きな人、長く付き合っていきたい人には、自分の言いたいことを我慢せずに伝えるようにします。言いにくいなと思っても、言い方や言う場面を考えて伝えるようにします。そうしないと、苦しくなって私が心地良いと思える状態を長く続けていけなくなるからです。
私にとっては、それが相手に心を開く誠実な対応だと思っています。私が無理して相手に合わせている状態を相手も望んでいるわけではないという信頼の元です。
ということで、私の信念はどうでもいいですが、とにかく、自由でいたい、という価値観が強いんですね。
それで、ふと、



なぜこんなに自由を望んでいるんだ???
と思ったことがありました。でもその時はよく分からなかったんです。
そこでカウンセリングの話になります。
カウンセリングでの体験その①
カウンセリングは、当時の出来事を思い返し、未消化の感情に気付き、それを言葉として出し切ることで解消していく、という流れです。
全部吐ききった後、辛かった当時の自分に辛かったよね、苦しかったよねと寄り添えると、心が開放されて、今まで考えられなかった相手の立場を理解できるようになったり、自分を許せるようになったりして考え方のクセが変化していきます。(たぶん)
先ほど少し話しましたが、「私はなぜ父親に自分から話そうと思えないのか」という疑問について、カウンセリングで子供の頃の記憶について聞いていただきました。
今の父は3番目の父で、2番目の父と母が再婚したのは私が5歳の時です。再婚によって、父と姉が2人できました。
あまりたくさん記憶があるわけではないのですが、母は私に「お父さんと話しなさい」といつも言っていました。
父は元々無口だったと思いますが、血のつながった姉とは話しますが、私にはほとんど話しかけませんでした。なので、家族として成り立たせたかった母は、私に父と話すように言っていたのだと思います。
ただ、そんな父だったので、良い思い出がありませんでした。
それについて、カウンセラーの方に、今そのお父さんに何を言いたい?と聞かれたんです。
きっと、苦しかった出来事に対する恨みつらみがあるのではないかと推測されたのだと思います。
でも、私は何も出てきませんでした。
特に怒っていないんです。お父さんも大変だったよね、という寄り添いの気持ちがあるわけではないです。
ただ、そういう人でしょうという感覚で、認めて欲しい、愛情が欲しいという感情もでてこなかったです。
それをカウンセラーさんに伝えました。
そして、今の父に対しては全くネガティブな感情はないと伝え、「頑張って話そうと思ったら話しかけられるんです。でもやりたくないんです。」と答えました。



はっ
そこで、はっとしました。
私は、父に話しかけることが「できない」のではなく、「やりたくない」だったのです。
なぜなら



母の再婚でできた父との関係構築のために、なぜまた私が努力しなければならないのか。
という思いがあったのです。子供の頃の出来事とつながっていたのです。
父に対するネガティブな感情があったのではなく、蓋をしていたのは母への感情だったのです。
ということが、カウンセリングで分かったことです。
ここで一旦カウンセリングは終了となりました。
それで私はどうしたかというと、無理して努力しなくていいと自分を許しました。
そもそも話しかけなければいけないと思っていたのは、家族という形を整えなければという義務感でした。それはもしかしたら私が勝手に思っていただけのことだったのかもしれません。
現在の父について、母からお父さんと話しなさいと言われたことは1度もなかったでんす。
カウンセリングでの体験その②
その後、スクールの中では、オンラインでカウンセリングを体験する時間がありました。
その時は、「枕たたき」と言って、過去に嫌だったことや苦しかったこと、まだひっかかっていたことなどを想像しながら何かをバンバン叩く、という行動をします。
私は、特に怒りの感情や悲しかったことが思い浮かばなかったのですが、それでもいいからやってみてと言われてやっていました。
すると、叩いているうちに先ほどの母のことが浮かびました。
2番目の父のことについて、なぜ私が頑張らなければいけなかったんだ!という母への怒りの感情でした。(お母さんごめん)
5歳から離婚するまでの15歳の間、2番目の父とはロクに話ができない関係で、好きではなかったですが、私が頑張って話しかけるのが当たり前だと思っていて、それに全く疑問を持っていなかったのです。
そこでまた気付きました。



はっ!
そうか、私は感情を制限していたんだと。
本当は、父と話したくなかったし、子供らしく甘えたりわがままを言ったりしたかったのだと思います。それができなかったんだと。
それが私が自由でいたい価値観の元ではないかと気付きました。
感情の自由が欲しかった、ということです。
気付けば大泣きしていました。
そして、その後講義が続いていたのですが、あまりにエネルギーを消耗したのか、眠くて眠くて仕方なくなり、途中で記憶が飛んでいました。(居眠りとも言う)
そんな経験があり、私の自由でいたいという価値観は、子供の頃に自由さを感じられなかったことに起因してるんだと分かり、スッキリしました。
この「枕たたき」、やり方は簡単で、とにかく枕(クッションなどでも可)をバンバン叩きます。
その時、どんなに汚い言葉を使ってもいいから、出てきた言葉を吐き出します。
感情は押し込めておくと、爆発したり、身体に支障をきたしたりするので、適切に出してあげる必要があります。ただ、私たちは普段、怒りや強い悲しみの感情は良くないものとして抑えて生きていることが多いです。
それを枕を叩くという行動で意図的に感情を出して開放してあげるんです。それによって心がラクになります。
ぜひやってみてください。何かしら出てきますから笑
それからの発見
そのカウンセリングの講義からしばらく経った後ですが、自分の内面について知りたくて、Geminiと会話をしていました。
すると、Geminiの回答で、子供の頃の親との関係が影響しているかもしれませんね、というようなものがあったんです。
それに対し、ああそうだよね、だって私子供の頃、母の期待に応えることばかり考えていたからね、と思ったんですね。
その影響で、誰かの期待に応えることが自分の存在価値だと思っていました。そして、自分の感情を優先してはいけないという考えになっていたんだよね、と思いました。(その後の経験で違うと気付いたので今は違います)
その時、ふと子供の頃の自分の感情が出てきたんです。
ずっと孤独でした。誰も自分のことを分かってくれる人がいなかった。誰かに「頑張らなくていいよ」と言ってもらえるのをずっと待っていました。
そうだった、ずっと頑張っていたと思いだしたんです。
すると、その自分がものすごく可哀そうに思いました。そして、涙が止まらなくなりました。
ただ、全く辛いとか苦しいとかの感情はないんです。
ただ、可哀そう。
家で1人で思いっきり泣きました。



うえーん
泣けるだけ泣こう。それが、その過去の孤独を癒すことになると思いました。
そして、翌日も、その翌日も思い出すたびに泣きました。
ちなみに、母に対する恨みや怒りは全くないです。母もその時いっぱいいっぱいだったのは理解しているし、親子なので必ずプラスもマイナスも影響を与え合う関係だと思います。
私も娘に対して影響を与えているので、親子はそういうものだと思っています。
そして、だんだん思い出しても泣かずにいられるようになりました。
すると、なんだか子供の頃の私が心の中にいるような気になりました。
すごく不思議なんですが、大人の自分と子供の自分がいるような感覚です。
そして、子供の頃にしたくてもできなかったことをさせてあげようと思いました。
何がしたいか考えましたが、特別なことは何もないです。ただ、公園に行ってお弁当を食べよう。昔好きだったお菓子を買おうとか、とにかく子供らしいことがしたくなったんです。
そしてそれらを実行しました。だいぶおかしな人ですが、、もういいです。
そうして、しばらくの間、子供の自分と大人の自分、二人で暮らしているような感覚でいましたが、だんだん子供の感覚が薄れていき、気が付けばいなくなっていました。



はっ、あの子はどこへ?!
ただ、自分を大切にしよう。この子(昔の子供の自分)を大切にしなければならない、という感覚が残りました。その時、やっと自分を大切にするという感覚が分かった気がします。というか自然とそれができるようになった感じです。
それまで、「自分を大切にする」ことが大切だと言われても、自分が自分を大切にしているのかよく分からず、感覚が分からなかったんですね。
行動では、美味しいものを食べるとか、たくさん寝るとかはできますが、それでいいのかと。
それが感覚として分かったんです。
自分を大切にするとは、自分が心地よいと思える状態を最も優先するということ。
たとえ何かメリットがあったとしても、そう思えない環境や人に縛られないことなんだと思います。分かっていてもできない自分がいたのですが、それができるようになったと思います。
ということで、カウンセリングから見えた私の深~~~い内面の話でした。



そこのあなた、深すぎてドン引きしましたね。私には見えていますよ。
なんかおかしなことを言っていると思う人もいるかもしれませんが、事実、こんな感覚になりました。自分でもびっくりです。
その後この状態が何なのか調べたら、おそらく「自己統合」という状態のような気がします。
過去のネガティブな出来事に囚われずに行動できるような状態のようですが、きっと私は過去の孤独感に気付いて癒せたのではないかと思います。
ですから今、とても穏やかで落ち着いた気持ちです。
日々の出来事で、ネガティブな感情が湧くことはありますが、それほど気にならずに受け流すことができますし、何かできなくてもまあいいやと思います。
嬉しいことも、悲しいことも、そのままの感情を出すことに何の抵抗もないです。
この出来事についても母や娘にも話しました。こうして誰かに話しておかしな人だと思われてもまあいいやと思っています。
そして、他人からの期待との付き合い方が分かったのですが、長くなったので続きはこちらの記事で!
【準備中】
ではまた!









