こんにちは。中小企業診断士のマスミです。
先日私はWEBライティング能力検定を受けたので
そのお話をしようと思います。
WEBライティング能力検定ってどんな検定なの?
取ったら何かいいことあるの?
はい、そんな疑問にマルっとお答えしていきます!
実際に受験して初めて分かったこともあるのでその報告もします!
- WEBライティング能力検定の内容
- WEBライティング能力検定を受けるメリット
- WEBライティング能力検定の難易度
WEBライティング能力検定とは
WEBライティング能力検定とは”一般社団法人 日本WEBライティング協会”が主宰する検定試験です。
1級、2級、3級がありますが、試験内容は同じで、点数によって級が変わります。
合計88点満点
- 1級:88点~80点(約9割以上)
- 2級:79点~70点(約8割以上)
- 3級:69点~53点(約6割以上)
試験内容は以下の6課目です。1問1点です。
- 国語・・・12点満点
- Webライティング基礎・・・12点満点
- コピーライティング、メールライティング・・・16点満点
- SEO・・・16点満点
- 法律、倫理、炎上対策・・・16点満点
- ミニ論文・・・16点満点
私の結果はというと・・・
目標の1級を取得できました!!
やったね!
受験費用はテキスト(PDF)代込みで13,500円(税込)、DVDと論文添削付にする場合は19,800円(税込)です。
私はDVDは使っていませんが、テキストだけでも十分かと思います。
\ 詳細はこちら /
WEBライティング技能検定ではない!
受験してみようかな・・と思って検索すると、似たような検定が出てきますので注意してください。
「WEBライティング技能検定」というものがあります。
”能力検定”と”技能検定”で違いますので。
めちゃくちゃ間違いやすい・・
今回私がお伝えしているのは”能力”検定の方です!
技能検定の方は、「日本クラウドソーシング検定協会」という別の団体が主催しています。
こちらは、能力検定よりは難易度が低いようですね。(受けていないので実際は分かりませんがネット情報です)
32,000円(税込)の通信講座を受講しないと受けられないです。その他に検定料6,000円と合格証の発行には3,000円がかかります。
ただし、能力検定は2年ごとに更新料12,000円がかかりますが、技能検定はかかりません。
まとめると以下の通りです。
私が”能力”検定を選んだのは、自分の実力値的に完全に初級ということもないでしょう、ということと、単純に費用が安かったからです。
更新するかどうかは2年後に必要だったらすればいいし、必要なかったらしなければ良いのであまり気にしていませんでした。
WEBライティング技能検定の受験体験についてはこちらのサイトが分かりやすいです。
WEBライティング能力検定を受けるメリット
一般的なメリットは協会HPをご覧いただければと思いますので、私がこの資格を受験しようと思った理由と受けて良かったことをお話します。
\ メリットいろいろ /
受験しようと思った理由
受験の主な理由は以下の3点です。
- 知識の確認
- WEB関連知識のアピール
- ライティングの仕事につなげる
知識の確認
WEBマーケティングの勉強は、本を読んだり、セミナーに参加したり、自分でブログを書いたりしながら少しずつ進めていました。
ある程度の基礎知識は身に付いてきたと思ったので、そのレベル感を確認しようと思ったことです。
結果的に1級を取ることができたので、少し自信になりました。
WEB関連知識のアピール
仕事でWEBマーケティングについてお客様と話す機会や社内の施策を提案する機会があります。そこで「基礎的な知識はあります」と証明できると思ったからです。
どこまで詳しい知識を持っているかはこの資格名だけでは判断できませんが、「WEB」という名の資格なので、全く知らない人じゃない、という程度は伝わると思いました。
WEBマーケティングに関する話を聞いてもらいやすくするためです。
ライティングの仕事につなげる
今後WEBライティングの仕事をしてみたいと思っていて、そのためにどんな知識が必要なのかを知りたかったということも受験理由の1つです。
まずはクラウドソーシングで仕事をしたいなと思っているので、資格名がプロフィールにあった方が多少なりとも信頼度が上がると思いました。近いうちにチャレンジする予定です。
ちなみに、協会HPには仕事の斡旋の可能性があることがメリットのひとつとして書かれていますが、今のところ特に何もありません。(1級取得から2か月半くらいの現時点で)
勉強して良かったこと
勉強、受験して良かったことは以下の2点です。
- WEBライティングだけでなく、WEBマーケティング全般の知識が一段階アップした。
- これまで断片的に見聞きしていた情報が整理された。
深く専門的な内容まではないですが、基本部分が広く押さえられているのでWEBマーケティング全体のベースを固めることができました。
HPの記事やSNSやメールなど、WEB上に文章を掲載するために必要なこと全般(検索順位を上げるためのSEOについてや、著作権や肖像権について、炎上した時はこうした方が良い、など)が含まれていてだいぶ理解が進みました。
国語の課目もあるので、正しい日本語を意識するようになりましたね。
こんな人におすすめ
会社のHPに記事やブログを掲載することになった、会社としてSNSを使った施策を始める、といった人に最適かと思います。
WEBを活用していく上で気を付けることや、成果を出すためのコツなども学べるのでちょうど良いと思います。
それから、個人でもこれからWEBマーケティングを勉強してみたいと思っている人の入口としてもいいですね。
価格も手ごろですしね。
試験内容と難易度
では試験の内容と難易度についてご紹介します。
試験課目はこちらの6課目です。
- 国語
- Webライティング基礎
- コピーライティング、メールライティング
- SEO
- 法律、倫理、炎上対策
- ミニ論文
紹介します、と言っておいてなんなんですが、内容については協会のHPにきっちり分かりやすく載っていますのでそちらを見ていただくのがベストです(笑)
課目の1~5までは4択のマークシートです。6のミニ論文は、当日お題を与えられて決まった文字数内で文章を書くという内容です。
合格率についてですが、協会HPには1級の合格率は25~30%とあります。
ただ私が受けた時は40%を超えていたようです。しっかりテキストと問題集を勉強していればそれほど1級も難しくないのかなと思います。
課目ごとの難易度は、私の感覚では国語が一番難しいです。
漢字の読みやその意味、慣用句、敬語の問題などが出ます。私は国語は好きな方で漢字も比較的得意かなと思っていましたが、テキストに掲載されていた問題の3割くらいは知らない漢字、言葉でした。
ただ、4択なので全部分からなくても正解を選択することは可能です。
SEOについては、SEOって何?って人にとっては少し覚えることが多いかもしれませんね。
それ以外は一般常識の範囲なのでそれほど難しくはないと思います。
ここでちょっと裏技的な回答の選択方法をお伝えしますと、『~は絶対にない』などと言い切り型の選択肢はほぼ✖です。
この世の中に絶対に無いかどうか確認しようが無いですからね。
そんなところに気を付けて文章を読むと選択肢が選びやすくなりますよ。
この選択肢の選び方はどんな試験でも役立ちます。
勉強方法
申し込みをすると、テキストと2ランクUP問題集がデータで支給されます。テキストについては、申し込み時に冊子を希望すると送ってもらえるようです。
テキストはPDFで130ページ程度で説明と練習問題、2ランクUP問題集は問題が170問あります。
当日の問題はここからかなり出題されます。感覚的には8割くらいです。
ですので、このテキストと問題集を全て覚えられれば2級合格ラインの8割は確実に取れると思います。
1級をとるには9割正解が必要なので、この問題以外の初見の問題にも対応する必要がありますね。
協会HPには「テキストと問題集をしっかりやれば1級も合格します」と書いてありましたが、ちょっと応用的な知識は必要ではないかなと思いました。
勉強方法ですが、テキストと問題集を2回読めばその問題の7~8割は正解できると思います。
このテキスト&問題集を2周するために必要な時間は、1日1時間勉強すると、おそらく2週間くらいはかかるかなと思います。
私はあまりギリギリで詰め込むのが好きではないので、1か月前くらいから少しずつテキストを読んで、覚えるところをノートに書き出し、問題集をやるという方法で勉強しました。
1級を取ろうと思っていたので、支給されたテキストと問題集は完璧できるようになっておこうと思っていました。
テキストを読む→書いて覚える→問題の流れは2回繰り返し、間違った問題のみ3回目、4回目とやって全問正解になるまで繰り返しました。
けっこう本気だね
どうせ受けるなら絶対1級合格したかったしね。
あと書かないと覚えられない人なの。。
覚え方は人によって書いて覚える人、声に出して読んで覚える人、ただ読むだけで覚えられる人と向き不向きがあるので、自分に合った方法で良いと思います。
いずれにしても問題は何度も繰り返した方が良いですね。
検定を受けてみた
そんなこんなで、テキストと問題集からの出題なら全問正解できる、という状態で試験を受けました。
試験会場はとある雑居ビルの1室です。
長テーブルとパイプ椅子が3つ並んでいました。試験を受けるのは私含めて3人で、ひとり1テーブルでした。
試験時間は90分です。最後に小論文がありますが、じっくり解いても時間が足りなくなるということは無いと思います。
最初はテキストや問題集の内容の問題が多いので、これはいけそう、と思ったのですが、国語の後半から微妙に自信が無い問題がちらほら出て決ました。
1級合格には、88点満点で9割の80点をとらないといけないので、間違って良いのは8問までです。
問題を進めていくうちに・・・
あれ、これも自信ない。。これも・・
などと初見で分からない問題が・・
しかし、最後の最後まで諦めず、もう一度よーーーーく問題文を読み、問題の意図を考え直して、時間いっぱいまで使って解答を選びました。
ちなみに小論文の内容は、その時々で違うと思いますが、出されたお題に対して自分の考えややっていることを書くというもので、決まった文字数に収めれば満点を取れると思うので、あまり難しく考えることはありません。
完全に余談ですが、私が受験した時、会場の雑居ビルの階下でパンクロックの発表会的なことをしていてめちゃくちゃうるさかったです。
コロナ対策でドアも窓も全開だったので余計です(笑)
検定結果(点数)
検定結果は、検定から10日後くらいにメールで連絡がきます。
申し込みの時に「ホームページ上での合格発表及び資格取得者名簿への記載をどうしますか?」と聞かれているのですが、掲載をOKした人のみ協会のHP上に名前が載ります。
許可しなかった人はメールでの連絡のみです。
協会HPには資格保有者リストというページがあり、そこに名前が掲載されます。
私は希望しなかったので名前はありません。
メールでの連絡から数日経つと郵送で認定証と試験結果が送られてきます。
私の得点は以下の通りです。
- 国語・・・10/12
- Webライティング基礎・・・12/12
- コピーライティング・メールライティング・・・14/16
- SEO・・・16/16
- 法律・倫理、炎上対策・・・16/16
- ミニ論文・・・16/16
(100点満点換算:95点)
コピーライティング・メールライティングで2問間違っている・・・
と、気になりましたが、問題用紙は回収され、解答も無いのでどの問題を間違ったのかは確認できません。
国語は迷った問題があったので仕方ないとしてもちょっと意外でした。
まあ無事1級に合格したので良かったです。
合格するとバナーをダウンロードして使うことができます。↓こんなのです。
というか協会HPから誰でもできるんですけどね(笑)
その他の特典
申し込みの時には気付かなかったのですが、検定を受ける人を紹介するとアフェリエイトとして3,000円がもらえます。
私は後から友人も受験することになったので紹介者となっていました。
受験の前くらいに「ジャパンフレッシュ」という会社からメールが来て、紹介報酬が発生しているので振込先を教えてくださいと書かれていました。
確かに紹介しているのですが、報酬が発生すると全く知らなかったことと、協会を主催している会社名を認識していなかったので、え??となって協会に問合せしました。
その時に協会HPを隅々まで見たところ、Q&Aに「アフィリエイト(受検者紹介)制度で報酬が通常の2倍(1人3,000円)になります」という文言を発見しました。
それから会社名は協会の代表のプロフィールをよーーく見ると「株式会社ジャパンフレシュ代表取締役社長」と書かれていたので、つながりを認識しました。
なかなか分かりにくい・・・
ここらへんの説明がHPでもう少し確認しやすいと安心できるんですけどね。。
その他の検定試験
先ほどご紹介した協会HPの「資格保有者リスト」をご覧になった方はお気づきかと思いますが・・・
実は『WEBライティング特級検定』というものがあるんです!!!
え~~、1級が一番上じゃなかったの?
そうです、そう思いますよね。。
だってWEBライティング能力検定の詳細、申し込みページには一切載っていないんですから。
この「資格保有者リスト」のページを見て初めて知りました(笑)
\ 詳細ページ /
特級があったなら初めからそっちを受ければよかったんじゃ・・・と思いましたよ。
しかし、特級の受験料は初回29,800円(税込)、WEBライティング能力検定の1級~3級の資格取得者は17,880円(税込)なんですね。
能力検定の受験料が13,500円(税込)でしたので、最初から特級を受ける場合と能力検定を受けた後に特級を受ける場合の差額は1,580円なんです。
しかも特級でも能力検定でもそれほど待遇に差は無さそうなかんじ・・・
ということで3万円近く払って特級を受ける必要性はそれほど無いかと思いました。
私が目的としていたWEBライティング、WEBマーケティング全般の基礎知識の確認とWEBと名前のつく資格の取得ということにおいては能力検定で十分かと。
まとめ
HPや受験制度については、なかなかツッコミどころがあるなという印象ですが(笑)検定試験の内容は基礎知識の習得という点では良いなというのが個人的な感想です。
あまり資格試験の勉強をゴリゴリやったことが無い人でも勉強しやすい、受験しやすいのではないでしょうか。
逆におすすめしないのは、具体的なノウハウや専門的な知識をもっと身に付けたい、という上級者の方です。ほとんど知っている内容だと思います。ただ、資格の名前が欲しいという目的であれば良いと思います。
総合的に私は受験して良かったなと思っています。
気になった方はぜひチャレンジしてみてください!
ここから検定を申し込んだとしても私には報酬は入りませんので気になさらず(笑)