こんにちは!中小企業診断士のマスミです。今日は、毎日を楽しく過ごすことの重要性とその方法について、体験談を元にお話ししようと思います!
毎日楽しく過ごしたいと思っていても、日々いろいろなストレスでそうもいられない、という人も多いのではないかな。
私は基本的には前向きで明るいタイプではありますが、ストレスを感じやすいので、その時の環境に左右されることも多いです。
そんな私が、ああ、こう考えればもっとラクに楽しく生きられるんだ、と思った出来事があったので、今日はそんな話をしようと思います。
私のように、ストレスを感じやすい、モヤモヤしやすい人は参考になるかもしれませんので、ぜひ読んでみてください!
- 常に明るく楽しく過ごしたいと思っている人
- 些細なことを気にして不安になることがある人
- イライラして楽しい気分でいられなくなることがある人
はじめに
今回は体験談を元にお話ししますので、最初に私の状況についてご説明します。
私は4年前に中小企業診断士の資格をとり、昨年5月に独立をして、今年独立2年目です。
独立する前、いろいろと不安に思うこともありましたが、コーチングを受けたり自分でも自分の本当にやりたいことは何かなどを考えたりして、前向きに進んでくることができました。
その時の経緯についてはこちらの記事をご覧ください。
独立してからの日々
独立してから、自分の無力さや未熟さを感じることはありますが、じゃあどうすればいいのかと考えたら、ただ勉強する、経験を積むしかない、という結論になるので、そのことについて思い悩むということはさほどありませんでした。
他人と比べて、自分はまだまだだなと思うこともありますが、そもそも目指している像は人それぞれ違うと思っているので、それで落ち込むことは多分なかったと思います。
自分の目指す人物像に向けて、何が足りないのか、どれくらい近づけたかということは考えます。
ただ、私は結構不安の感情は強い方だと思います。母や祖父がかなりの心配性で、その血が流れているので笑
ですので、独立1年目は特に、いただいた仕事に対して、ほぼ毎回
私にできるの?!
と毎回思いながら仕事を受けていました。
その理由として、求められているレベルをとても高く感じてしまうんですよね。
依頼する側としては、私にできると思うから依頼しているので、そこまでプレッシャーに感じることはないのだと思います。(今はそう思うようにしています)
独立2年目になって
そんな独立1年目を過ごし、2年目に入ったわけですが、2年目になると、さらに難易度の高い仕事をいただいたり、同じ仕事でも自分が担当する範囲が増えたりして、常に緊張感がある状態でした。
仕事の仕方がよく分からないことが多く、これでいいのか?と不安に思い、聞きながら、調べながら進めること多かったです。
独立すると、先輩が側にいて事細かに仕事を教えてくれるわけではないので、自分でなんとかしないといけないことが多いですし、誰かに聞くにしても、長時間聞いたら申し訳ないとか、会社員の時には使わなかった気を使います。
そんなこんなで、2年目になって、より仕事内容への不安と人間関係でとてもストレスを感じていました。
また、これはとてもありがたいのですが、仕事もたくさん声をかけていただいていていたので、キャパオーバーギリギリの状態でした。
日中は外出して打ち合わせ、帰宅してから作業をするという毎日で、資料作成の締め切りが重なると徹夜をする日もあり、十分な睡眠時間がとれない日々が2か月くらいは続いたと思います。
今日はこれ、明日はこれ、今週中にこれをしなければ、、、とやることを考え、また、人間関係でも不安に思うことが多く、気づけば毎日暗い顔をしていました。
ほぼこんな顔です(眠いし)
事業者さんと面談の時は、できるだけ明るく笑顔で話していたつもりですが、後から、社長に「あの時ひどい顔をしていたよ」と言われるので、できていなかたのでしょう笑
私は、自分の目指す姿として「プラスのエネルギーを与えられる人でいたい」というのがあります。
この人といると元気になる、やる気になる、という太陽のような人でありたいと思っています。
ただ、この頃、今の自分はできていないだろうなぁと思っていました。
そんな時、ふと
私ってこんなにつまらない顔をして過ごしていたっけ?
と思いました。
診断士になってから、新しい世界で前向きな友達とたくさん出会い、毎日楽しくて仕方ない、幸せだな~と思っていた時期があったなと思い出しました。
今はどうか?
朝起きると、真っ先に「不安」を感じることが習慣になっていました。
何に対する不安かというと、終わるかな、できるかな、傷つきたくない、など、様々です。
なぜこうなってしまったのだろうと思い返してみたのですが、これまで毎日楽しく明るく過ごせていたのは、周りの環境のおかげだったのだと気づきました。
要は、私自身は太陽ではなく、月だったということです。
診断士になり、自由に好きなことができるようになって、少しでも光を放てていたと思っていましたが、他人の光だったのだと気づきました。
私の思う「プラスのエネルギーを与えられる人」は自ら光を放てる太陽です。
このままではいけないと思いました。
でも、良い機会だとも思いました。自分が太陽になれていないことに気づけたからです。
毎日を明るく楽しく過ごすためにどうすればよいかと考えてましたが、すぐに浮かぶのは環境を変えることです。
でも、それでは結局以前と同じです。他人の光で明るくなっているだけなんです。
そうではなく、どんな環境でも自分で光を放てる人になりたいんです。
考え方を変えるべきなのは分かっていましたが、何をどうすれば良いかも分からず、またどうしても環境のせいにしたくなる気持ちもありました。
そんな時にX(Twitter)でおすすめされた本が考え方を変えてくれました。
中村天風さんの『運命を拓く』という本です。
ちょっと難しそうな本だったので、まずは漫画版を読み、その後「『運命を開く』を読む」という本を読み、最後に「運命を拓く」を読みました。漫画は分かりやすいです。
人生を明るく楽しく生きる考え方がたくさん書かれていましたが、私にとってすごく印象的だったことをご紹介します。
「運命を拓く」から学んだこと
私が認識している表現をするので、正確な内容を知りたい方はぜひ本を読んでみてください。
「不安」や「恐怖」という感情は当たり前ではなく、いらないもの
元来心配性の血が濃く流れている私にとって、衝撃でした。
え、不安て当たり前じゃないの?!
いやいや、心配するから準備できたり計画を立てられたりするんでしょ、と思うこともあると思いますが、それはそうです。だから、対策を考えて実行したら、それでその「心配」「不安」の感情は終了すればいいんです。
また、何かにつけて「恐怖」を感じていたのですが、一体何に対しての恐怖かというと、「傷つきたくない」という恐怖なんですね。
他人からの言葉や態度で傷つくことを恐れていたんです。
そこで、2つ目の考え方です。
ひとつの出来事や感情に執着しない、やりすごす
日々起こる出来事で、悲しいことやつらいこともあると思いますが、それはそれでOKで、ただ、その出来事に執着せず、流すことが大切だということです。
それができれば苦労しないと思うかもしれません。
ただ、じゃあ私が目指していることは何かと考えた時に、私は自らエネルギーを放てる人になりたいし、中小企業診断士として、さまざまな経験を積んで、会社もそこで働く人たちの気持ちも幸せにできる人になりたいという目標があるんですね。
私が目を向けるべきなのはそのゴールであり、その過程で起こる様々な出来事はゴールに向かうための過程です。
日々のネガティブな出来事やその時の感情は、イメージとしては、車や電車に乗って目的地に向かって進んでいる時に窓の外に見える風景のようなものとして捉えるいうことです。
だから、誰かに何か言われて、嫌な気持ちになったとしても、風景として受け流せばいいんだと思いました。いちいち傷つく必要はない。
そう考えたら、恐怖を感じる必要もない、恐怖を感じなければ不安にも心配にもならない。
そんな風に全てがつながったのです。
深い沼から抜け出た気がしました。
また、感情に支配されてはいけないとも書かれていました。
私たちは、体と感情を持った魂なので、そのどちらも支配することができます。感情に支配されるのではなく、感情を支配、コントロールするということです。
こんな考え方を知ってから、不安になるたび、いやこれは不要、細かいことを気にするたび、いやここに執着しない、などと考えを変えるようにしました。
また、できるだけ笑顔をデフォルトにするように意識しました。表情と感情はつながっているので、笑顔でいればネガティブな感情でいることが難しいからです。
すると、周りから
最近元気そうだね、明るくなったね
などと言われるようになりました。
また、以前はいろんな人から飲みに行こうと誘っていただいていたのですが、思い返せばその暗黒期にはほとんど声をかけてもらえずにいました。(忙しすぎて声をかけにくいというのもあったかもしれませんが)
最近では、新しい出会いがあったり、新しい集まりに読んでもらったりすることも増えたので、やっぱり、自分のエネルギーはいろんなところで影響を与えているなと実感します。
さいごに
このようにいちいち考えなくても余計な不安や恐怖を感じずに過ごせる人はいると思いますが、私はそうではなく、ひとつひとつ自分の心の弱いところに気づいて克服していくというやり方しかできません。
ただ、そんな風に生きているからこそ、考え込んでしまう人や些細なことを気にしすぎてしまう人の気持ちも分かります。そんな人たちの心も軽くできるようになりたいんです。
だから私が目指してるのは、『会社の経営状態も、社長や従業員さんの心も幸せにできる診断士』です。
私が「ネガティブ沼」にはまっているいると認識してから出られたと思えるまで、3~4か月くらいありました。
でも、これは自分の弱い部分を克服する時が来たんだなという感覚はずっとあり、沼の底にいる時も、必ず成長して抜け出せるという自信はありました。
ですから、もし今何かモヤモヤを抱えて、毎日明るく楽しく過ごせていないという人も大丈夫です。諦めずにあがいていたら必ず今よりもっと強い自分になれます。
ということで、今回私の体験談から毎日を明るく楽しく過ごすための考え方について書いてみました。
私が救われた「運命を拓く」という本も良かったら読んでみてください。
この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。ではまた!