どうもどうも、中小企業診断士のマスミです。ようこそ。
今日から私は診断士としてのブログを書くことにしました。資格をとって独立するために何をしているかという日常の話です。
このサイトは基本的には経営者さんや営業さん向けに仕事で役立つ記事を書いているので、診断士日記に興味は無いと思うのですが・・診断士がどんなことをしているのかを知っていただくこともできますし、同じようなことを考えている方の役に立つかもしれないなと思いますので、ぼちぼち書いていこうと思います。
最近「よく長年勤めた会社を辞めて独立しようと思ったね、なんで?」とよく聞かれるのでそんな話をしようかと思います。
それには『コーチング』がかなり影響しています。コーチングでどんなことを考えたのか、どんな本を読んで何をしたのか、そのあたりを辿ってお伝えしていきます。
と、その前に今回は独立を考えるようになった背景を話そうと思います。コーチングは出てこないです(笑)
会社に勤めていると、「独立」なんて異次元な考えだと思うのですが、少し前まで私もそうでした。
- 私がなぜ診断士資格を取ろうとしたとか
- どんなことを考えていたとか
- たぶん誰も興味ないでしょうが、順を追って整理しておきたいので書きます
中小企業診断士という資格を知るきっかけ
まず現在の仕事と中小企業診断士の資格を取得しようと思った経緯をお話します。
私は住宅設備メーカーで営業をしています。中途で事務職として入社して15年、営業になって10年です。
営業としては、自社の製品につなげるために担当する会社の課題解決をする、いわゆる『提案型営業』をしていましたが、課題解決といっても専門的なことは勉強していないので経験側でできる程度のことです。
経験側では提案できることも限りがありますし、もっと広い視野で考え、自信をもって提案したいな、、という気持ちはありました。
元々いろんな事に課題意識を持つ方で、問題があれば自分が変えればいいと思っていて、指示されてもいないのに社内の問題解決のための提案書を作って上司にプレゼンしたりもしていました。(→たいていは実行させてもらいました。)
情報を整理して問題の原因を探って、それに対してどんなことができるか、というように「考えること」が好きなんですね。逆に論理的につながっていないことをするのは苦手です。会社員なのでそういうこと多いですけど。。
ですので、長年続いた大企業の社員には不向きで、社内でも浮いていましたし人事制度にもなじめず、辞めたいなと思うことはたびたびありました。
転職サイトを見て応募したこともありますが、採用にならず・・
ただ、収入は安定していて退職金もそれなりにもらえるし、このままでもいいか、という気持ちもありました。
まあ、あるあるですよね。
そしてそんな辞めたいな、でもな、を繰り返していましたが、やはり毎年人事異動のタイミングで起こるモヤモヤに耐えきれず、辞めるぞ!!と決意したのが2年前です。
どうせ転職するなら、本当にやりたいことをやろうと考えた時、課題解決ができる仕事、頭を使う仕事がしたいと気付きました。
そうだ、私はずっとコンサルタントになりたかった!!と。その時はっきり認識しました。
それから会社を探そうと思ったのですが、その時は辞めても迷惑がかからない時期を逃していたんです。人事異動のタイミングに合わせないとかなり周りに迷惑がかかるので。
ということで、コンサル会社に転職するまでの1年くらいの間、転職に有利な資格はないだろうか、と探していて中小企業診断士を見つけたわけです。
そこからとにかく絶対合格して転職するんだ!オラこんな村いやだ~と思いながら日常生活のすべてを勉強に充ててガリ勉しました。
診断士の勉強はとても楽しかったですね。今まで知っていた点と点がつながるようなイメージで視野が広がるのを感じながら勉強していました。
ここまでをまとめるとこういうことです。7月の1次試験に合格したらそれ以降はこの予定でした。
- 2020年2月末 会社辞めてコンサルタントの会社に転職するぞ!!→今は会社辞められない。転職するのを来年度のタイミングにしよう。
※会社を辞めるなら手続き上12月頃には会社に伝えていないといけない - 2020年3月 コンサルは未経験だし勉強しよう、資格とかないかな?→診断士を知り、通信講座を申し込む
- 2020年7月 診断士1次試験
- 2020年10月 診断士2次試験→終わったらすぐ転職活動するぞ!
- 2020年12月 転職先決める!<予定>
- 2021年1月 (診断士合格発表)
- 2021年3月 会社辞める<予定>
- 2021年4月 新しい会社スタート<予定>
中小企業診断士試験に合格するが転職できず異動
なんとか1次試験を突破し、2次試験も終わるとすぐに転職活動を始めましたが・・・なかなか40代未経験でコンサルタントの採用は難しいですよね。。
年齢の壁を感じる・・・(泣)
ちなみに、12月までには転職先を決めたいのですが、この時点で合格していないので、ただの診断士受験生です。
そんなこんなで3か月間あれこれしましたが、結局転職はできませんでした。(あっけない(笑))
そして資格を考慮してもらってか社内で中小企業の支援に関連する部署に異動になりました。
そこから診断士受験で身に付けた知識や人脈を活用していろいろ施策を考えることができました。私がその部署に加わったことで、会社としてできることが増えたのは確かです。
転職はできなかったけれど、結果的に勉強が生かせたしこのままでも良いかなと思うこともありました。
ただ、できることが増えたことで、もっと専門性の高い診断士の仕事がしたい、もっと経験してスキルアップしたい気持ちは大きくなりました。
あとやはり、会社以外の人たち(診断士)とのやりとりが増えたことで、上下関係もなく、良いものは良い、ダメなものはダメ、と言えて、良いことはすぐに行動することがどれだけストレスフリーかと実感したんですよね。
ですので、やっぱり辞めたいな、、という気持ちは持っていました。
診断士1年目にいろいろ考える
診断士1年目、周りはみな個人事業主として積極的に補助金申請などの活動をしていました。私も副業したいなとも思いましたが、自分に何ができるんだろう、という疑問もあり、色々考えることが多かったです。
診断士1年目でもおそらく支援できることはあると思います。でもそれでどう営業してどんな報酬をいただくのかという点でひっかかりを感じていました。
その時に気付いたのは、私はプロとして価値を提供したいんだ、ということです。
事業者さんの役に立てば何でもいい、ということではなく、知識と経験を持った経営の専門家、プロになりたいんです。そのためにはたくさん経験を積まないといけない。
もっと勉強したい、もっと経験を積みたい、そう強く思いました。
今の会社にいたままでは、副業もできないし、診断士としても社会人としてもスキルアップできないことは明確でした。
知らないことを知る、できなかったことができるようになる、そう日々成長を感じられる仕事がしたいと思っていました。
自分の強みに気付く
今まで私は社内のことしか知らず、営業しか知りませんでしたが、診断士コミュニティでは様々な業種、職種の人と関わることができました。
そこで私は「営業」ができるかも・・と認識したのです。
自分では当たり前だと思っていたことが当たり前ではないのかもしれないと思いました。
営業ができる、とは曖昧な言い方ですが、売るために、顧客とのコミュニケーション方法ややアプローチ方法を色々と知っていて、それが染みついているというようなことです。
売るまでの直線コースを知っているというイメージでしょうか。もちろん全てうまくいくというわけではないですが、道を知っているのと道を開拓して進むのでは大きな差があります。
それから、アイディアを出すのが得意でした。これまでも、誰もやったことがないことを考えてやるのが得意でよくやっていました。
そのために計画を立てて段取りを考えて、それを整理して資料にまとめ、周りに伝えて協力してもらって・・というようなことも好きでやっていました。
新しいアイディアを考えること、計画を立てること、情報を整理してまとめることが好きだし、おそらく得意だなと。
そんなことに気付いてから、会社のためではなく、自分のために診断士の営業を本気でやったらどうなるだろう、良いと思うアイディアを実行するのに、誰の許可もなく好きにできるってどんなに楽しいだろう、と考えるようになりました。
その時に、独立したら面白いかもしれないな、と初めて独立を考えました。
ただこの時は、ひとりでできるだろうかという不安も大きく、今すぐ何かしようということは考えていませんでした。
こんな背景がありました。続きはこちらの記事で!