どうもどうも。中小企業診断士のマスミです。ようこそ。
このブログは企業内の中小企業診断士の私が独立するにあたってどんなことを考えて何をしているのか、日常について書いている日記です。
突然ですが、私は何事も準備が大事、という準備と計画のオニです。(自称)
独立したいな、できるかな、などと考え出して私がとった行動をお伝えします。これが良いかどうかは分かりませんが参考までに。
- 中小企業診断士として独立したいなと思っているけれど何をしたらいいか不明
- 独立したいけれど不安が大きい
- 独立する前にどんなことをしているのか誰かの話を聞いてみたい
結論から言うと、独立しようと思ってやったことは以下の3つです。
- 自己分析をする
- 不安の原因、分からないことをつぶす
- 計画を立てる
ひとつずつ説明しますね。
自己分析をする
以前ブログで書いたのですが、まず自己分析をするところから始めました。独立するということは自分を「商品」として売るということです。
ですから、その商品の良いところ、よくないところ、市場ニーズはどうだろう、などと分析するのと同じように、「自分」についてもSWOT分析をしました。
それから、なぜ私は独立したいのかという理由についてもしっかり考えました。
なぜなら、ここがしっかり決まっていないと、何かあるたび、誰かに何か言われるたびに「やっぱり無理かな・・」などと考えて足が止まり、時間のムダだからです。
自己分析についてはこちらの記事で書いていますので、自分を振り返る方法やどんなことを考えたのかを知りたいはどうぞ。
ちなみに私が診断士として独立したい理由は以下の通りです。
- コンサルティングの仕事が好きで、そこに時間を十分に使いたい
- いいと思ったことをすぐに行動したい
- 自分で考えて仕事をしたらどこまでできるか知りたい
なぜコンサルタントの仕事がしたいのかというと、
①人の悩みを解消し、目標達成の手助けをすることにとても充実感を感じるから
②勉強して、努力し続けることでできる難易度の高い仕事がしたいから
という理由からです。(診断士2次試験みたいな書き方になりました(笑))
2,3については会社にいるとなかなか思うようにできないですね。診断士になり、見えることが増えるともっとこうしたらああしたらとよく思いますが、会社での立場は全く変わらず自分の仕事の範囲もかわらないので、窮屈さを感じています。
このように独立する理由を言葉にしたら、「できるかな・・」などと不安になった時の対処として、自分の価値観と合わせてチャレンジする理由を考えてみました。
私の価値観の中心には、「心の平和」があります。心穏やかに生きたい。モノや地位などを得ること自体よりも、自分がストレスなく優しい心で生きられるかどうかを大切にしています。
もしチャレンジしなかった時に、自分のやりたいようにやっている他の診断士を見て羨ましく思い、できなかった自分に言い訳するような人生は最悪だ、だから失敗してもいいからチャレンジすることが私にとっては大切だ、という結論になったのです。
それにもしうまくいかなかった場合は、人手の足りない会社で雇ってもらい、その会社を良くしていこう、その時は会社で働くことの価値や、社長がどれだけ大変なことかも今より分かっているはず、だから自分の成長にとってプラスにしかならない。
とも考えました。成長し続けたいというのも価値観のひとつです。
このように、自分の価値観やなぜ独立したいか、などということもハッキリさせておけば、選択をする時に迷いが減って効率的ですね。
価値観をはっきりさせたいという人は、先ほどのセルフコーチングの記事のほか、こちらの記事も参考にどうぞ。
不安の原因、分からないことをつぶす
独立したいと思った時に、自分にできるかな、と不安もありました。もちろん今でもありますが、以下の方法により当初よりだいぶ軽減しました。
不安を解消するために、セルフコーチングをしてみました。(セルフコーチングとは客観的に冷静に自分を見て自問自答することです)
私は何に不安を感じているんだ?なぜ不安なんだ?何があればその不安は軽減するんだ?という問いを自分にしました。
そこから分かったことは、不安の原因はほぼこの3点でした。
①独立したらどうやって仕事を受注するのか方法が分からない
②自分がどれくらい事業者さんの支援ができるのか分からない
③自分に足りないもの、何を勉強した方が良いのか分からない
生活できるだけ稼げるのかという不安もあるとは思いますが、結局はこの点がクリアできれば解消されると思いました。
ということで、この3つの不安の原因を解消するためにこのような対策を考えました。
1.独立診断士がどうやって仕事を受注しているのか、どんな仕事をしているのか情報収集する
2.できるだけ実務に関わる
3.実力をつけるために勉強する
1.について。これまで私は独立診断士の方と話す機会がほとんど無かったので知らないことばかりだったんですね。なので、協会に入って独立診断士とのつながりを作ろうと思いました。そこで受注の仕方をや仕事の種類を知り、その仕事をするために自分は何を学べば良いのかが分かるようになると考えました。
協会に入って分かったのは、ありがたいことに、セミナーなどに参加すると聞かなくてもまず第一にどうやって案件を受注しているかについて話してくれます。協会は独立診断士に優しいです。感動しました。
2.については、現在の本業でも自分次第でできることがあったので、そこはとにかくやってみようと思いました。また、研究会での案件も積極的に手を挙げていこうと思いました。
3.については、私は自分でやりながら覚えるというよりは、まずは誰かにしっかり教わる方がラクなので協会のマスターコース(プロのコンサル塾)に参加することにしました。コンサル塾では、独立診断士やこれから独立したい診断士が集まりますので①の目的も同時に叶えられます。
その他、これまで通り、本を読んで使える内容はまとめていくことにしました。
このように、不安の原因となっているものを明確にして、それらを解消する行動方針を考えたのでだいぶすっきりしました。
計画を立てる
まだまだ情報不足ではありますが、どんなペースで進めていくか計画を立てました。
なぜかというと、計画が無いと進捗が良いのか悪いのか判断できず、常に何かしなければならないのではないか・・・という不安に陥るからです。
ただやってみないと分からないことや状況が変わることもあるので、かなりざっくり、〇月にはこれをする、この時期はここができていれば良い、という程度です。
せっかくなのでこんなガントチャートにしました(笑)
これはサンプルですが、スキルアップの他に準備しなければならないこと(会社への報告や引越しなど)も入れて一覧にしました。
やってみて思ったのは、常に何をすればいいんだ?と考えなくて良くなったので、考える時間を削減できましたね。
もちろんこの通りにいっていることもありますし、そうでなく、やっぱりこれは無理、不要だ、というものもありますが、とにかく頭の中に入れておく必要がないということで頭のスペースが広くなった感じです。
気付いた時に見返して修正したり、次はこれをすればいいなと確認したりしています。
さいごに
こうやって見てみると、やっぱり自分が独立するにあたっても診断士で勉強した経営戦略の立て方と同じですね。
経営理念(なぜやるか、自分の価値観)を決めて、環境分析(自己分析)、戦略を立てる(不安原因に対する対策を立てる)、経営計画を立てる(計画表を作る)となっていますね。
特に意識してやっていたわけではありませんが、順序立てて整理していったらこうなった、という感じです。
みなさんそれぞれ目標達成に対する考え方ややり方はあると思いますので、ひとつの事例として参考になれば幸いです。
ではまた!
続いて、診断士なら誰もが考える「自分の強みって何だろう・・」という疑問に対する私なりの答えはこちらをどうぞ。