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お願いごとは得意ですか?相手に「YES」と言ってもらいやすいお願いの仕方

マスミ

こんにちは。中小企業診断士のマスミです。
ところで人に仕事をお願いするのは得意ですか?

りん

正直、お願いするのはあんまり得意じゃないな~

そうなんですよね。意外とお願い下手な人は多いんですよね。(りんは犬ですけど・・)

仕事をしていく上で、必ず誰かにお願いする場面はでてくると思います。

もしかしたら今はあまり機会が無い人もいるかもしれませんが、社内の立場が上がるにつれて自分ひとりで自分の仕事だけしていればよい、という状態ではなくなってきます。

よりたくさんの仕事を効率的にこなしていくために、誰かに仕事をお願いして気持ちよく引き受けてもらいたいですね。

そして仕事ができると言われる人ほど人にお願いするのが上手です。人を動かすのが上手いんですよね。

マスミ

ということで、今日は人にお願いして気持ちよくYESと言って引き受けてもらえるようなコツをお伝えしていきたいと思います

この記事でわかること
  • 人に気楽にお願いできるようになる方法
  • 人にお願いする時に伝えるべきこと
  • お願いして快く引き受けてもらうコツ
Contents

お願いする時に伝えるべきこと

お願いをして断られることが多い人は、必要なことを伝えていない場合が多いです。

ではどんなことを伝えるべきでしょうか。

マスミ

以下のことを伝えているか確認してみましょう。

なぜあなたにお願いするのか、あなたじゃないとダメなのか

まずこの「なぜあなたにお願いするのか」が明確になっていないと、お願いされた相手は

び~社長

なぜ私に頼むの?

となりますよね。当たり前です。相手も自分の仕事がありますからね。

たとえば毎日の決まった仕事など、やるのが当たり前であるものであれば言わなくても良いですが、そんな依頼はそもそも工夫してお願いする必要はないですね(笑)

頼まれた相手にすんなりと受け入れてもらうためには、しっかり頼む理由を伝えましょう。

そして、私では不十分だから、もしくは、あなたのここが素晴らしいからお願いしたいんだ、というように

マスミ

あなたじゃないとダメなの♥

ということを伝えるのです。(ハートは入れなくてもいいですが)

りん

え、照れるね、、、

ここで照れている場合ではありません(笑)!

あなたの能力を認めているからお願いしているんだということを伝えられて嫌な気持ちになる人はいません。

どうしても事情があって受けてもらえなかった場合でも、その次にお願いしやすくなります。

特に難しいお願いではない場合でも、仕事が早いからとか、一番仕事が分かってるからとか、確実だからとか、きっとその相手にお願いしたい理由はどこかにあるはずですから、それを一言添えてお願いしましょう。

マスミ

ありがとうのついでに加えれば言いやすいよ。「ありがとう、仕事早いから助かる!」とか「ありがとう、○○さんに頼むのが一番確実だからね」とかね。

その依頼内容がどれだけ重要なのか

お願いする理由を伝えたら、その依頼がどれだけ自分にとって重要なことなのか、この案件いどれだけの意味があり、どんな思いがあるのかも伝えましょう。

頼んだ相手に、大して意味のないものだと認識されたら、

び~社長

別にわざわざ私がやらなくてもいいんじゃないでしょうか。。

と思われてしまいます。

そう思われないように、この案件は完璧な人選で行いたい(=あなたにお願いしたい)重要なものなのだと理解してもらいましょう。

りん

それって、何をどうやって伝えればいいの?

マスミ

それは、この案件によって何がどうかわるかを伝えればいいんだよ。

たとえば、この施策の出来次第で契約が決まる、だったり、今後の売上を左右する、だったり、お客様からの評価が変わる、だったり。

多少大げさなのはご愛敬として、この案件がどれだけの影響を与えるものなのかを伝えることで、

び~社長

そんなに大事なことなら、私が出ていく必要があるか~。マスミさんじゃ使い物にならないしね。

と引き受けてもらいやすくなります。

最低限押さえておいて欲しいポイント

相手によっては、重要な案件だと伝えると

ゆるわださん

そんな大役引き受けられません・・・

と尻込みしてしまう場合もあります。

そうならないように、先手を打ちます。

どれだけ重要な案件なのか、を伝えたら、どこまでできれば私は満足かという最低ラインを低く設定して伝えましょう

たとえば、先ほどこれが今後の売上を左右する重要な案件なのです、と伝えた後には

マスミ

ただし、あなたがいつもやっている〇〇〇ということだけできていれば十分だから。

というように、私が求めているのは、その相手にとっては簡単なレベルのことだと分かってもらいましょう。

ただし、あまりに簡単だと言うと、

ますみ

だったら自分でやればいいじゃん。

と思われるので、言い過ぎは注意です。

さらっと言っておくくらいで止めておきましょう(笑)

そのかわりに自分がやること

これは最初に言ってもいいですが、あなたにはこれをお願いしたい、そのかわり私はこれをやる、と伝えましょう。

なぜあなたにお願いするのかの理由にもなりますね。

私はこれだけのボリュームの仕事があって、ひとりでできないからここを手伝って欲しい、というようにお願いする場合もあるでしょう。

ただし最初に戻りますが、その場合でも、なぜあなたなのか、は伝えた方が良いです。

び~社長

なぜ他の人ではなく私なの?

と思われますから。

間違っても暇そうだから、とか言ってはいけません。

マスミ

び~社長にはこのプレゼンをお願いしたい、その代わり私はそれ以外のヒアリングと資料のまとめの部分をやるね。

など。特に意識しなくても言っている場合も多いですね。

そして何より自分ができることは精一杯やる、この姿勢を見せることが大切です。

ここまでのまとめ

いかがでしたか。これまでのことをまとめると以下の通りです。

お願いする時に伝えるべきこと

  1. なぜあなたにお願いするのか、なぜあなたじゃないといけないのか
  2. その依頼がどれだけ重要なのか
  3. 最低限押さえて欲しいポイント
  4. その代わりに自分がやること

口頭でお願いする時もそうですが、メールでの依頼ならなおさら意識してこれらのことをしっかり書くと、すぐ引き受けてもらえ後々の交渉の時間が短縮できます。

もし断られてしまったら、これらのことをもう一度しっかり伝えるだけです。

自分でできることはここまでです。

それでも断られて、どうしてもお願いしなければならない場合は上司を使うなど別の手を考えましょう。

おまけ|お願い下手な人の特徴

お願いする時に伝えるべきことが分かりましたが、そもそもお願いしようとしない人やお願い下手な人はどんな人でしょう。

ここからはマスミ視点のおまけです。

マスミ

マスミ統計」では以下の特徴があります。

はかせ

説明しよう「マスミ統計」とは
日ごろから自分も他人も分析しがちなマスミが頭の中に蓄積している統計資料のこと。主観だがある程度納得感はあると思われる。

お願いしない人、お願い下手な人の特徴

  • 自分は頼まれると断れない
  • 相手に悪いと思って頼めない
  • お願いするのがめんどう、自分でやった方が早いと思う

これらの特徴、けっこう関連しています。

マスミ

お願い下手な人ほど、自分は頼まれると断れない人だったりするんだよね。

りん

あ、、そうかも。なんで?(ま、人じゃないんだけど)

頼まれると断れない人は、先ほどでてきた「伝えるべきこと」を伝えなくても引き受けてくれる「いい人」なんですよね。

だから自分が依頼する側になった時にそれらを意識していないんじゃないでしょうか。

「伝えるべきこと」を伝えないと、なぜ依頼したのか、何をどこまですればいいのか、などの質問をされることになり、やりとりが増えて引き受けてもらうまでに時間がかかります。

それにより依頼すること自体がめんどうになり、自分がやった方が早いになるのです。

りん

う~~~、なんか当たってるかも。。

また、相手に悪いと思って遠慮してしまうのは、自分が嫌々やっていることがあるからなのもあります。

頼まれた時に、快くできるものだけやっているのであれば、相手が嫌々引き受けているとはあまり思いませんよね。

ですので、お願いするのが苦手だな~と思う人は、まず以下のように考えてみてはどうでしょう。

  1. 頼まれたら、なぜ自分に依頼したのか考える。分からなければ相手に確認する。
  2. お願いした相手は嫌々引き受けているわけではない!
  3. 自分でやった方が早いなんてことはない。
  4. お願いされたい場合もある

なぜ自分に依頼したのか考える・分からなければ相手に確認する

これを意識すると、自分が依頼する時にどんな言い方をすれば相手が快く引き受けてくれるかに応用することができます。

そのためには、まず自分の心に確認することからです。

依頼された理由が分からなければ聞いてみましょう。

それを聞くことで、より気持ちよく引き受けることができるかもしれません。

言われて嬉しかった理由は積極的に自分も使わせていただきましょう。

お願いした相手は嫌々引き受けているわけではない!

頼まれたことを引き受けたからには、相手はその時点で納得しているということです。

それ以上の深読みはする必要がありません

無理して引き受けていると思わず、遠慮したり、気を使ったりしなくて大丈夫です。

自分でやった方が早いなんてことはない

たとえ説明に手間取ったとしても、お願いするより自分でやった方が早いという場面はそれほど多くありません。

その仕事をしているうちに追加で必要なこと、調べなければならないことや思うようにいかない場合などが出てくるものです。

ですので、多少説明が大変でも、丸ごと相手にお願いしてあとは相手の判断にお任せする方が絶対に早いです。

思い切って相手を信頼して自分の手から放しましょう。

周りの人はお願いされたいと思っている

これは2つの場合があります。

1つ目はあなたがその仕事を手放さないことで余計に全体の効率が悪くなっている場合です。

終わらない仕事を手伝ってくれると言っている場合は素直に渡しましょう。その方がみんなのためです。

自分だけ大変な思いをすればいい、みんなに迷惑をかけたくない、などという思いがある人は要注意です。

ひとりだけに負担がかかることを会社は望んでいません。

頑なに仕事を手放さない人はめんどうな社員になりますので、さっと仕事を手放しましょう。

りん

そういうことだったのか。。。迷惑かけちゃいけないと思ってひとりでやろうとしてた。。

マスミ

そうだよ。頼んだ方がみんなのためって時があるんだよ。頼っていいんだよ。

2つ目は頼られることで信頼関係が築けるということです。

冒頭からお伝えしている通り、お願いするということは、その相手の能力や人柄を認めているからです。

ですので、自分が何か頼まれた場合は自分が信頼されているからです。

しっかり相手に依頼する理由を伝えれば喜んで引き受けてもらえます。

まとめ

マスミ

いかがでしたでしょうか。お願い下手な人はひとつずつでいいので、意識してみてください。

お願いが得意になると、仕事が効率的にどんどん進むようになります。

ひとりでできる仕事は限られています。

お願い上手になることは、できる仕事の量も幅も広げることになりますので、いいなと思ったところは取り入れてみてくださいね!

ではまた~!

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この記事を書いた人

マスミのアバター マスミ 中小企業診断士

メーカーにて営業職を10年経験した後、2023年5月に中小企業診断士として独立。
経営戦略やマーケティングに関する記事のほか、営業としての考え方、コミュニケーションのコツなど営業に役立つノウハウも分かりやすくゆる~く書いています。

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